ハウスメーカー以外に外構を頼みたい場合はどうすればいいの?
その際に注意することはある?
マイホームを建てる際に初めて外構作りを経験される方が多いので、どこに頼めばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ハウスメーカー以外で外部の外構業者に頼むときのポイントを詳しくご説明します。
- ハウスメーカーと外部の外構業者の違い
- ハウスメーカーで頼むメリット・デメリット
- 外部の外構業者に見積もりの依頼をするときのおすすめなタイミング
- 外部の外構業者に依頼する場合の手順と注意点
この記事をお読みいただくと、外構作りの具体的な考え方や依頼の流れがイメージできるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
ハウスメーカーと外構専門業者の選び方
外構を依頼する業者それぞれの特徴を下表にまとめました。
ハウスメーカー | 地元の工務店 | 外構専門業者 | ホームセンター | ガーデン事務所 個人のプランナー | |
---|---|---|---|---|---|
金額 | 割高 | ハウスメーカーより 割安 | ハウスメーカーより 約2割ほど安い | 割安 | ハウスメーカーより 割安 |
補償 | 手厚い | 手厚い | 無いところもある | 無いところもある | 無いところもある |
工事日 | 家と同時に引き渡し | 家と同時に引き渡し | 家の完成後工事する | 家の完成後工事する | 家の完成後工事する |
応用力 | 担当者が 詳しくないことが多い | 外構は 不得意なことが多い | オシャレな デザインにできる | 苦手 | オシャレ、個性的 |
手間 | 建物から外構まで 手掛けてくれるので楽 | 建物から外構まで 手掛けてくれるので楽 | 探す、手配する、 打ち合わせする 手間あり | 気軽に 行って依頼 できる | 探す、手配する、 打ち合わせする 手間あり |
住宅ローンに 組み込めるか | 可 | 可 | 金融機関と相談 | 金融機関と相談 | 金融機関と相談 |
得意なこと、不得意なことがそれぞれ違うので、希望に合った専門業者を選びましょう。
- 金額は割高でもいい
- なるべく手間を減らしたい
- アフターフォローをちゃんとしてほしい
- 手間や時間はかかってもいい
- 金額を抑えたい
- 凝った内容のエクステリアを希望している
一般的にエクステリアとは外構を含めた空間全体のことをいい、外構とは建物外部の構造物(門、塀、アプローチなど)のことを指します 。
ハウスメーカーへの依頼が良い場合
以下のような希望がある場合は、ハウスメーカーや工務店への依頼がおすすめです。
- 業者を探すのが面倒
- 打ち合わせ回数減らしたい
- 補償や安心が欲しい
外部の外構業者に依頼する前に、ハウスメーカーや工務店に依頼する場合の強みや弱みを把握しておきましょう。
- 業者を自分で見つけなくてよい
- 補償がある・安心できる
- 打ち合わせの手間が省ける
- 外構の工事費用が割高
- 外構が専門ではない
業者を自分で見つけなくてよいというメリットは分かりやすいですが、それ以外のメリットやデメリットについて補足します。
補償がある・安心できる
外部の外構業者を自分で探すときは、安心できる補償内容があるのかきちんと確認しなければなりません。
しかし、ハウスメーカ提携の外構業者なら、どこのメーカーでも手厚い補償やアフターサービスがついています。
仮に不具合がでたとしても、安心して修理をお願いできるのは強みです。
打ち合わせの手間が省ける
マイホーム建設中はとにかく打ち合わせが多いです。
ハウスメーカーとの打ち合わせで、毎週末の予定が埋まるという場合もしばしば。さらに、外構業者との打ち合わせも必要となると、時間の余裕がありません。
ハウスメーカー提携の外構業者であれば、打ち合わせ回数を減らせます。
外構の工事費用が割高
ハウスメーカーで依頼すると1割から3割ほど高くなる場合が多いです。
仲介手数料がかかるので金額が大きくなってしまいます。
外構が専門ではない
ハウスメーカーは外構に関しては専門的に取り扱っておらず、提携の外構業者が工事を行います。
そのため、ハウスメーカーの担当者が外構について豊富な知識や経験があるとは限りません。
打ち合わせの段階で、担当者から詳しいお話を聞けない可能性があることは認識しておきましょう。
外部の外構業者への依頼が良い場合と選び方の例
外構業者には、それぞれ得意分野があります。
例えば、デザインの好みやこだわりたい部分がある場合は、外構を専門としている業者へ依頼するのがおすすめです。
どのような業者が何を得意としているかは、以下を参考にしてみてください。
- エクステリア全体で考えたい!
⇒エクステリアを得意としている外構業者やガーデン専門会社 - 門だけ。カーポートだけ。単体でつけたい!
⇒ホームセンターや外構業者 - 金額を抑えたい!
⇒ハウスメーカー以外の外構業者
外部の外構業者への見積もり依頼のタイミング:マイホームの建設中がおすすめ!
外部の外構専門業者に依頼するタイミングは建設中がおすすめです。
- 建物のイメージがわかるため外構のイメージがつきやすい
- 正確な寸法がわかるため修正作業が少ない
- 引っ越しのタイミングで建物、外構が完成している
家の基礎が完成し、家の間取りや土台がしっかり出来上がったタイミングで外構業者と打ち合わせするのがベストでしょう。
とはいえ、建物と外構は同じタイミングで完成しなくても大丈夫です。
外構にこだわりがあるのであれば、早めに動いてみてくださいね!
外部の外構業者へ依頼する場合の手順と注意点
外部の外構業者へ依頼する手順
- 新居の契約
- 間取りや家の詳細を決める
- 外構のイメージを探し始める
- 外構専門業者を探し始める
- 外構についてヒアリング、概算見積もり
外部の外構業者に頼む場合は、早めにハウスメーカーに伝えましょう!
ハウスメーカー提携の外構業者との見積もりを比較してみるのもいいですね。
- 地鎮祭
- 家の基礎作りスタート
- 現地で外構の打ち合わせ
建物の基礎ができてから外構打ち合わせをするとスムーズです。
- 上棟
- 外構の正式な見積もり
- 正式に契約打ち合わせ
契約したら、ハウスメーカーの担当者にも報告しましょう。
今後の日程の調整などを行います。
- 新居完成
- 外構工事スタート(約1か月ほど工事を行う)
一般的には建物完成後、引き渡し後から工事がスタートする場合が多いです。
- 引越し
- 外構の完成
以上が外部で外構業者に依頼する場合の大まかな流れです。
依頼時の注意点
外部の外構業者に依頼する際の注意点は以下の通りです。
- ハウスメーカーと金融機関への相談は早めに行う
- ハウスメーカーが提携している外構業者との直接契約は原則NG
- メーカーによっては、外部の外構業者に頼むことができない場合がある
- ハウスメーカーと外部の外構業者との段取りの手配などは自分で行う
それぞれ解説します。
ハウスメーカーと金融機関への相談は、早めに行う
住宅ローンは建物に対してのローンなので、外構費用は含まれません。
ただし、同じハウスメーカーで建てるのであれば、ローンが組めるというのが一般的です。
ですが、金融機関によっては、
- 見積書と図面があれば外構業者が変わっても大丈夫
- 住宅ローンの審査に通った金額内であれば外構業者が変わっても大丈夫
という場合もあるので、早めにハウスメーカーと金融機関に相談してみましょう。
ハウスメーカーが提携している外構業者との直接契約は原則NG
ハウスメーカーが提携している外構業者と直接契約することは原則NGです。
あとあと断られないためにも、外部の外構業者に確認する際は契約しているハウスメーカーを伝えましょう。
メーカーによっては、外部の外構業者に頼めない場合がある
ハウスメーカーによっては、以下の場合があります。
- 自社のエクステリア部門で作ってほしい
- 外部での作成は認めていない
- 家のイメージとの兼ね合いで、希望通りのデザインが不可と言われる
特に外構にこだわりがある場合は、こまめなやりとりが重要です。
ハウスメーカーと外部の外構業者との段取りの手配などは自分で行う
別の業者同士となりますので、工事スケジュールの段取りや・図面などの必要書類の確認などは自分で行います。
ただし、忙しくて自分で段取りができない場合、業者同士で直接やり取りしてくれる会社もあるので確認してみましょう。
まとめ:早めに外構のイメージを固めて業者選定・相談をしよう!
今回はハウスメーカー以外で外部の外構業者に頼む場合の流れや手順をご説明しました。
- 手間や時間はかかってもいい
- 金額を抑えたい
- 凝った内容のエクステリアを希望している
外部の外構業者に頼む場合は、
- 事前の下調べ
- 早めに動き出すこと
を意識しましょう!
また依頼する際には注意するポイントもあります。
- ハウスメーカーと金融機関への相談は早めに行う
- ハウスメーカーが提携している外構業者との直接契約は原則NG
- メーカーによっては、外部の外構業者に頼むことができない場合がある
- ハウスメーカーと外部の外構業者との段取りの手配などは自分で行う
上記の注意点を意識しながら、家づくりと合わせて早めに動き出してみてくださいね。