家を建てると決めたものの「どうやって建築会社を探せばいいのかわからない」「近くに建築会社があるのかわからない」などの悩みを抱え、家づくりがスタートできずにいませんか?
この記事では、以下の内容で建築会社の探し方と注意点、各社を比較するポイントなどを解説していきます。
- 建築会社の探し方
- 資料請求時の注意点
- 建築会社を決める際の比較ポイント
この記事を読めば、今まで気づかなかった建築会社が、たくさん見つかるかもしれません。
自分の希望に合った建築会社をみつけましょう!
建築会社の種類
まず建築会社の種類をご紹介します。
主に、以下の3つに分けられます。
- ハウスメーカー
- 工務店
・地域密着型の工務店
・フランチャイズの加盟店
・中堅ビルダーのような工務店 - 設計事務所(建築家)
詳しくは【建築会社の種類は3種類!家を建てるならここに頼もう!】の記事にて解説しています。
ざっくりと建築会社の種類を理解していただいたところで、次に探し方を解説していきます。
建築会社の探し方5選
建築会社といえば、多くの方は大手ハウスメーカーをイメージするのではないでしょうか?
CMやチラシなど、多くの広告を目にするので当然のことだと思います。
では、地元の建築会社はどうでしょう。「わからない」という方も多いのではないかと思います。
この章では、主に地元の建築会社の探し方を5つご紹介します。
- 身近で手に入る住宅情報誌
- いろんな種類がある検索サイト
- 先輩たちの口コミを参考にできるSNS
- チラシ(イベントのお知らせやDM)
- タウンページ
ひとつひとつ、解説していきます!
身近で手に入る住宅情報誌
住宅情報誌として有名なのが、株式会社リクルートが出版しているsuumo情報誌シリーズです。
なかでも、注文住宅向けの情報誌を2冊ご紹介します。
1冊目の『HOUSING by suumo 』は、家づくりを考え始めた方におすすめです。
『初めての家づくり応援本』とうたっているだけあって、間取りや資金、進め方など一番気になる部分がわかりやすく記載されています。
2冊目の『SUUMO注文住宅』は、実際に建てた家が紹介されているので、自分が建てたい家を具体的にイメージすることができます。
無料で手に入る『SUUMOの注文住宅』というフリーペーパーもあります。
駅構内やショッピングセンターなどの、パンフレットコーナーで手に入るので要チェックです。
まずは、無料で手に入るフリーペーパーから、手に取ってみてはいかがでしょうか。
いろいろな種類がある検索サイト
建築会社を検索できるサイトは実は数多く存在します。
今回はそのなかから、3種類の検索サイトをご紹介します。
- 各地域にある工務店を検索できるサイト
- 一括資料請求ができるサイト
- 建築会社を紹介してもらえるサイト
各地域にある工務店を検索できるサイト
坪単価や、建築実例を一覧で見ることが可能です。また、サイト内で資料請求もできます。
しかし、地方の場合『検索結果0件』ということも少なくありません。
そういう場合は、手間ではありますが『(市区町村)+工務店』などのワードで、ネット検索をしたほうがよさそうです。
都心部では、比較的活用しやすいです。
一括資料請求ができるサイト
主に、大手ハウスメーカーや工務店が検索できます。
なかでも タウンライフ家づくりは、家づくり計画書を無料で作成してくれます。
- 要望に沿った間取り
- 本体工事費以外に諸経費を含めた見積書
- 土地の提案
通常、見積もりを出してもらうまでには、結構時間がかかります。
その時間がかかる見積もりを、ネットで一括依頼できるというのは、本当にありがたいサービスです。
小さいお子さんがいる場合は、出向くのも一苦労ですよね。
便利なサービスを使って、少しでもラクに家づくりを進めましょう。
建築会社を紹介してもらえるサイト
施主と建築会社の間に入り、施主に合った建築会社を紹介するというサービスです。
以下に紹介するサイトは、どれも無料で利用可能です。今回は、3つのサイトをまとめました。
サイト名 | サービス内容(一部紹介) |
---|---|
ザ・ハウス | ・注文住宅の無料相談サービス。 ・ハウスメーカー、工務店、建築家の紹介サービスを提供。 |
SUVACO(スバコ) | ・マッチングアドバイザーが、条件や価値観の合う専門家を無料で紹介。 |
sumuzu(スムーズ) | ・コーディネーターによる建築会社の紹介。 ・最大3社から希望条件を満たす建築プランを提案。 |
ここでは、ザ・ハウスについて少しご紹介します。
建築会社の無料紹介サービスのパイオニアとして、2000年の設立以来21年で2278軒の家を実現しています。
第3者の立場からのアドバイスや、うちあわせにも同席してもらえます。
さらに、資金計画や土地探しの相談も可能で、これがすべて無料だというのは驚きです。
「自分には、どの建築会社が合っているのかわからない」
そんなお悩みがある方に、おすすめのサービスです。
先輩たちの口コミを参考にできるSNS
リアルな声を聞けるのが、SNSのいいところです。
同じ建築会社で建てていても感想は人それぞれなので、『良い点』『悪い点』両方の情報に触れられると良いでしょう。
また紹介特典がある建築会社もあり、SNSをとおして紹介してもらえる点もメリットのひとつです。
InstagramやTwitterなど、様々なSNSで情報収集してみましょう。
チラシ(イベントのお知らせやDM)
地元工務店の完成見学会や展示場OPENなど、チラシが入ることがあります。
近所での開催や、チラシを見て好みの外観であれば参加するのもアリです。
ただし、知識ゼロで行くと営業の人に流されてしまい、話がどんどん進んでしまう可能性もあります。
大手ハウスメーカーのカタログなどで、ある程度勉強してからの参加がおすすめです!
タウンページ
タウンページとはNTT東( 西)日本が発行する職 業別(業種別)の電話帳です 。
家にある方も多いのではないでしょうか?「持ってたけど捨てちゃった…」そんな方も大丈夫です。
タウンページライブラリーというサイトで調べられます。
実際検索してみると、思いのほか多くの工務店が掲載されていました。
ネット検索で見つからない方の最終手段かもしれません!
カタログ請求の注意点
どの建築会社も、まずは資料請求をする場合が多いです。
その際に、注意したい点を解説します。
個人情報を入力しなければならない
当然ですが、資料を郵送してもらうにあたり個人情報を入力します。
このとき「嵐のように電話がきたりしない?」「突然家に来られても困る」など不安に思うかたも多いです。
対策として、資料請求時の備考欄にNG内容を入力することをおすすめします。
以下に例をあげました。
- 電話やメール、訪問はお断りします。
- メールはOK。電話や訪問はNGです。
など
このように先にNG内容を伝えておくことで、多くの場合は備考欄の内容を把握したうえで連絡をくれるでしょう。
しかし、備考欄に記入していてもNG行動をされる場合もあると思います。
「控えてほしい」と伝えているにも関わらず、NG行動をとる建築会社は、残念ですが候補からはずすことを考えましょう。
建築会社とは、家が建ったあとも長いお付き合いになります。
しっかり信頼関係が築ける建築会社を選びたいですね。
資料の充実度は様々
何社か資料請求をするとわかりますが、建築会社によって資料の充実度は様々です。
以下に例をあげてみました。
資料内容に関しても、資料請求時の備考欄に要望を書いておくと、欲しい資料が手に入りやすくなります。
備考欄への記入例としては、以下のとおりです。
- 間取りプラン集が欲しい。
- 断熱や気密性能について詳しく知りたい。
など
建築会社選びのポイント7つ
だいたいの建築会社が出そろったら、次は比較検討し、建築会社を選ばなければなりません。
「何を比較すればいいかわからない」という方も多いと思うので、以下のInstagramを参考に、建築会社選びのポイントを7つ紹介します。
- 独自性
- 構造や材質
- 標準仕様
- パースやVRの有無
- 補助金などについての説明
- 銀行とのコネ
- その他
独自性
家のテイストやデザインは、ある程度どの会社でも似せてつくることが可能です。
なので、比較する際には『独自性』に注目します。独自性とは、以下のようなことをいいます。
- この会社にしかできないこと
- この会社だけのメリット
私の場合は、1階を広く2階を狭くしても坪単価が変わらないのが、決め手になりました。
構造や材質など
2×4や軽量鉄骨、輸入住宅などは、施工できる会社がある程度限られます。
また、断熱材などの材質変更が可能な会社もありますが、得意ではない施工になるとミスも出やすいので注意しましょう。
標準仕様
標準仕様は絶対に比較しましょう。
標準で何がついているかによって、見積書の見方は変わります。逆に、必要以上のものがついていると高くなるので、そこも要チェックです。
照明・カーテン・外部立水栓・下駄箱・カップボード・ニッチ・稼働棚・2Fトイレなどなど…
【比較表ダウンロード可能】ハウスメーカー・工務店選びでチェックするべき超重要ポイント!|標準仕様比較表の記事にて、詳しく解説しています。
比較表もダウンロードできるので、ぜひご覧ください!
パースやVRの有無
間取り図だけでイメージするのは難しいので、図面以外でイメージしやすい工夫があるのかも重要です。
現代の家づくりは、施工前にVRで確認するのが主流になりつつありますね。
補助金などについての説明
「住まい給付金やグリーン住宅ポイントなどの説明は丁寧か」「申請はしてくれるのか」なども確認しましょう。
申請代行に、手数料が取られないかも確認ポイントです。
私の場合は、無料で申請代行してもらえました。
住まい給付金は、申請方法を丁寧にまとめた紙をもらって、自分で申請しました。
銀行とのコネ
建築会社と銀行の提携の有無や、取り扱い件数の多さなどで、同じ銀行でも金利が変わることもあり得ます。
3社のローン審査を同じ銀行で通した際、金利が違って驚きました!
その他
以下に、その他の比較ポイントをまとめました。これらもとても大事です。
- 営業マンの知識や経験
- 実際にそこで建てた人の声
- 建築士と話せるか
- 施主支給できるかなど
自分が譲れないポイントをピックアップしておくと、スムーズに比較ができますよ。
まとめ:建築会社選びは情報戦!様々な探し方で自分に合った建築会社と出会おう
情報社会の現代は、何をするにも情報収集が命です。
実際に家づくり中にそのように感じるかたもいらっしゃいます。
今回ご紹介した建築会社の探し方は、以下の5つです。
気になった方法から建築会社を探してみましょう。
そして、自分に合いそうな建築会社をピックアップし比較検討していきます。
今回ご紹介した会社選びのポイントは、以下の7つです。
- 独自性
- 構造や材質
- 標準仕様
- パースやVRの有無
- 補助金などについての説明
- 銀行とのコネ
- その他
少しずつ知識を増やしながら、自分が建てたい家をしっかりと形にしてくれる建築会社を選んでいきましょう。
以下は、建築会社と素敵な関係を築いてらっしゃる方々の声です。
建築後「ここに頼んでよかった」と思える建築会社がいいですよね。
今後、長いお付き合いになる建築会社です。
その選び方を失敗しないために、まずはありとあらゆる手段を使って、建築会社を探し選択肢を増やしていきましょう。
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