「マイホームが欲しいけど、何から始めれば良いのかわからない……」と悩んでいませんか?
金額も大きいし、絶対に失敗したくないですよね?
本記事では、『どういうポイントをおさえれば失敗しない家づくりができるか』を、具体的に解説しています。
- マイホーム計画で失敗しないために考えておくこと
- マイホームで失敗する人の共通点
- マイホームについての新しい考え方
マイホーム計画に6年かけ、30社以上の建築会社を比較した私が解説します。
主に、以下のような方におすすめです。
- いつかマイホームが欲しいと考えている方
- マイホーム計画を立てている方
- マイホームについて学びたい方
「この記事を最初に読んでおけばよかった……」と後悔しないよう、ぜひ今お読みいただき、失敗しない家づくりをスタートさせましょう。
マイホームが欲しいと思ったら考えるべき5つのこと
マイホームが欲しいと思ったとき「とりあえず、モデルハウスに行こう!」と動くのは、ちょっと待ってください。
焦りは失敗のもとです。
まずは、これから解説する5つのことを考えてみましょう。
- 家を建てる目的
- 暮らしたい場所
- 親の介護や同居
- 子どもの人数
- 夫婦の働き方
家を建てる目的
「マイホームが欲しい!」と思った理由を書き出してみましょう。
その理由こそが『家づくりで大事にしたい優先順位』の鍵になります。
後々、予算などの関係からいろいろ判断する際の基準です。
以下のようなことを、よく考えてみましょう。
- なぜ、賃貸ではいけないのか。
- なぜ、マイホームが必要なのか。
「友だちが建てたから」「家を建ててこそ一人前だから」
など、他人の目線ではなく自分が欲しいと思った理由を考えてみてください!
暮らしたい場所
マイホームは賃貸物件と違い、その場所に何十年も住む可能性が高いです。
特に、住宅ローンを組んでマイホームを購入する方は、引っ越しが難しくなります。
以下の検討項目を参考に、暮らしたい場所をしっかりと考えておきましょう。
- 職場との距離
- ライフラインの利便性
- 自然災害の危険性
- 子どもの学区
など
上記以外にも親族関係などさまざまな観点で考えてみましょう。
親の介護や同居
「両親は元気だから大丈夫!」と思っていても、10年・20年と年月がたてば誰でもおとろえてくるものです。
将来的に、介護が必要になった時のことを考えておくと安心です。
・実家の近くに住む
・同居になった時の部屋をつくっておく
など対策を考えておきましょう。
子どもの人数
『子どもは授かりもの』ではありますが、何人授かりたいかを考えておくと、間取りや資金の計画が立てやすいです。
もちろん、希望通りにいかない場合もあります。
しかし、マイホームで失敗しないためには、将来のライフプランをある程度決めておく必要があるのです。
子どもの人数は、養育費や学費などの資金面や、子ども部屋を何部屋つくるかなどの間取りに関わってきます。
夫婦の働き方
妊娠や出産を機に、以下のように働き方が変わっていく可能性もあります。
- 退職して専業主婦になる
- 時短勤務やパートに切り替える
- 在宅ワークに挑戦する
マイホームを計画する際に、予想できるさまざまなパターンを話し合っておきましょう。
話し合う内容として、以下に例をあげておきます。
- 夫(妻)が転勤になった場合どうするか
- 夫(妻)が働けなくなった場合どうするか
- ローンはどれくらいの額を組むか
生活スタイルは変わっていくので、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
私は「一生正社員で働く!」と思っていました。
しかし夫の転勤で退職したあと、専業主婦もパートも経験し、今は在宅ワークをしています。
マイホームで失敗する人の共通点5つ
ここからは、『マイホームで失敗する人の特徴』を解説していきます。
あなたは、以下の項目にあてはまっていませんか?詳しくみていきましょう。
- マイホーム計画についての知識がない
- いきなり住宅展示場やイベントに行く
- 今の生活スタイルで資金計画をする
- 一生に一度の買い物だからと背伸びをする
- 夫婦仲が悪い
マイホーム計画についての知識がない
家を何度も建てたことがある人は少数派です。
初めての方が何も知らないまま家づくりを進めると、大変危険です。
営業マンの口車に乗せられてしまったり、ほかの選択肢があることを知らないまま進めてしまったり……
マイホームが建ったあとに後悔する可能性大です。
まずは家づくりの情報収集から始めましょう。
資料請求して、基礎知識をつけるのがおすすめです。
いきなり住宅展示場やイベントに行く
「マイホーム計画のスタートが住宅展示場だった!」という方も多いと思います。
しかし、いきなり住宅展示場やイベントへ行くのは、すごく危険なんです。
住宅展示場は『見てもらう家』であって『住みやすい家』ではありません。
最新の設備や、広々とした間取りにうっとりしてしまいますが、全ては『家を売るための家』です。
また、イベントでは『今月中の仮契約で100万円分のオプションプレゼント!』など、魅力的なキャンペーンをしています。
そのため、「少しでもお得に契約したい!」と焦ってしまう方も多いです。
モデルハウスは『家を売るための家』。
展示場のイベントは『契約を促すイベント』。
しっかり頭に入れておきましょう!
今の生活スタイルで資金計画をする
今の収支額で「これだけローンを組んでも返済できる!」と思っていても、以下のような要因で返済が厳しくなることもあります。
- 子どもの教育費
- ボーナスカット
- 世界的なインフレ
など
実際に、住宅ローン破綻している方々は「思っていたような返済計画が実現できなかった」という理由がほとんどです。
借入可能だからといって、多額の借金を背負うのは本当に危険です!
ボーナスや退職金を当てにせず、確実に返済できる資金計画を立てましょう。
一生に一度の買い物だからと背伸びをする
マイホームの購入は、一生に一度の方が多いです。
だからと言って、お金をかけすぎることはおすすめしません。
家は人生の一部であり、人生の全てではありません。家以外にも、お金を使うべきポイントはたくさんあります。
- 記念日のプレゼント
- 家族旅行
- 親孝行
- 趣味
- 娯楽
など
家のために働く人生なんて、もったいないです!
何事もバランスが大事ですね。
夫婦仲が悪い
マイホームの失敗や後悔で多いのが、実はこのパターンです。
家を建てて数年後に離婚し、家を売ろうと思ったら借金が1,000万円以上残ってしまった……などよく耳にします。
マイホームの購入は、多額のローンを長期にわたって返済していくことになるので、夫婦で協力し合える関係性は必須です。
お互いを支え合えるような関係性があるからこそ、マイホームでの幸せな生活が実現できるよ!
等身大のマイホームという新しい選択肢
現代は、SNSで『映え』を気にする方も多いです。しかし『映え』を気にして背伸びした家を建て、本当に幸せと思えるでしょうか?
『他人からの評価』にフォーカスするのではなく、『自分の価値観』と向き合いませんか?
『立派な家』から『等身大の家』へ
少し前までは、『立派なマイホーム』が良いとされてきた日本ですが、どんどん変わってきていると感じます。
世界の経済が著しく変化している現代では、今までのような終身雇用が厳しくなってきました。
日本でも、徐々に貧富の差が激しくなっているのが現実です。
そんな現代では『等身大のマイホーム』を、新しい選択肢にすることが必須だと思います。
私は家づくりを始めた当初、大手ハウスメーカーばかりを回っていました。
しかし、地域の工務店に足を運んだとき、材質や設備がほとんど変わらないのに、1,000万円以上の価格差があったことに驚きました!
住宅営業マンのセールストークに惑わされそうな方は、まず資料を見て気になった会社に行くようにしましょう。
パンフレットで予習しておくことが、失敗を防ぐ大きなポイントになります。
等身大のマイホームとは
「伝えたいことはなんとなくわかるけど、等身大のマイホームって結局どういう家のことなの?」と疑問に思われている方も多いと思います。
『等身大のマイホーム』とは、以下のようなマイホームです。
- 必要以上の設備やオプションをつけすぎない
- 住宅ローンを返済しながらも余裕のある暮らしができる資金計画
- 人と比べず、自分たちのライフスタイルと価値観を大切にする
背伸びすることなく、見栄を張ることなく、等身大の家づくりを心がけましょう。
住むのも、支払っていくのも、他の誰でもない自分たちです。
自分たちの価値観で、自分たちが幸せに暮らすための家をつくっていきましょう!
等身大のマイホームにするために
等身大のマイホームを目指すためには、家づくりについて学ぶことが必要不可欠です。
以下の2つが、とても重要です。
- ネットやSNS、資料請求などで情報収集する
- 家を建てたことのある友人や親族に話を聞く
便利な世の中なので、ネットやSNSで家づくりについて手軽に学ぶことが可能です。
特にInstagramでは、たくさんのマイホームアカウントがさまざまな情報を発信しています。
これを参考にしない手はありません。
私もInstagramで等身大の家づくりについて発信しています。
>>Instagramはこちら
さらに、家を建てて実際に住んでいる友人や親族に話を聞くことで、リアルな一次情報が得られます。
建築会社の決め手や特徴、間取りや設備のおすすめなど、どんどん質問してみましょう。
特に、同年代や家族構成が似ている人の話は参考になります。
ネットやInstagramで、たくさん学ばせてもらいました。
友人や親族にも話を聞いて、おすすめや後悔ポイントなど本当に参考になりました!
まとめ:家族みんなで幸せに暮らせるマイホームをつくろう!
「マイホームが欲しい!」と思っていても、何から始めれば良いのかわからない方へ、注意点を解説しました。
この記事を読んで、しっかり知識をつけてマイホーム計画をスタートしていただければ幸いです。
住むのも、支払っていくのも、他の誰でもないあなたです。
マイホームは人生の一部であり、人生の全てではありません。
大切なのは、マイホームを建てたあとも、家族みんなで幸せな暮らしができることです。
周りの意見や価値観に流されず、等身大のマイホームを心がけましょう!